【サブカル関連コラム】14.【わらべうた】
わらべ歌に興味をもって調べたことがある。これらには歴史的背景が沈潜していて、怖い歌が多い。
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「とおりゃんせ」
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して くだしゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
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なぜ「行きはよいよい 帰りはこわい」のか、歌って遊びながらも、子供ごころに意味はまったく分からなかった。調べると、このわらべ歌は江戸時代から歌い継がれていて、「関所」を通り抜ける過去の記憶が沈潜しているという。つまり「とおりゃんせ」は関所抜けの話で、二度と故郷に帰れないといった恐怖が込められているという解釈がある。
遊び方は、二人の子供が向かい合って立ち、両手をつないで上にあげ関所をつくり、他の子供たちが歌に合わせて手の下をくぐっていく。歌の終わりで関所役の子供らがさっと手を下ろし、そこで捕まった子が今度は関所役と交代する。
イギリスにも「ロンドン橋落ちた」という童謡があり、同じような遊び方をする。この童謡は「マザーグース」にも収録されていて、ロンドン橋が何度も落下して何百人もが死んだという、実際の恐ろしい出来事が背景にある。
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「はないちもんめ」
かってうれしい花いちもんめ
まけてくやしい花いちもんめ
たんす長持ちどの子が欲しい
あの子が欲しい
あの子じゃわからん
〇〇ちゃんがほしい
〇〇ちゃんがほしい
相談しよう そうしよう
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2組に分かれて向かい合い手をつなぐ。交互に前後に行き来し、前に進んだ側が「〇〇ちゃんがほしい」と、相手側から引き抜きたい子を告げる。歌の区切りでじゃんけんして、勝ったチームが相手チームからひとり引き抜くという遊び。
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「かごめかごめ」
かごめかごめ
かごの中の鳥は
いついつ出やる
夜明けのばんに
つるとかめが滑った
うしろの正面だ~れ
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「かごめかごめ」は、暗がりで繰り広げられる不思議な儀式と、「夜明けのばんにつるとかめが滑った」という意味不明な不気味な歌詞によって、さまざまな解釈がある。挙げだしたら切りがないが、その不気味さを暗示するような話を取り上げてみる。
「籠目」とは竹で編まれた籠の編み目であり、籠目の形は「六芒星」という三角形を上下に絡み合わせた文様で、西洋では「ダビデの星」として有名。さらに角の一つ少ない「五芒星」は、陰陽師 安倍晴明が用いて、陰陽五行説に基づくともいわれる。
そして、「かごめかごめ」は罪人が運ばれる「唐丸篭」の「籠目」であり、刑場へ運ばれて行く様子を歌ったとされる。「つるとかめが滑った」は、まったく別次元の意味不明な言葉で、罪人の首が切り落される瞬間を象徴したのかもしれない。で、「うしろの正面だぁれ?」となると、そこには首切り役人が刀を振り上げてるわけだ(笑)
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これらのわらべ歌は、それに連動する子供遊びとともに歌われる。子供たちは、このような歴史的背景などまったく知らず、無邪気に楽しげに歌い遊ぶ。しかしその背景にある暗い歴史は、なんとなく感じ取っているのかもしれない。





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