【サブカル関連コラム】11.「ナンセンス漫画」の時代
かつて、ナンセンス漫画というジャンルがあった。まだ大人向けと少年向けのマンガ雑誌が分かれていた頃で、大人向けの「週刊漫画サンデー」などがその主戦場だった。やがて劇画というストーリー性の高いジャンルが登場し、ナンセンス漫画は影が薄くなっていった。′60年代のナンセンス漫画の一部を紹介してみたい。
'60年代は、少年雑誌を舞台に少年漫画の全盛時期だった。漫画としてのナンセンスが主流だったが、一方で、手塚治虫の「鉄腕アトム」などストーリー性の高い少年漫画が頭角を現し、少年月刊誌から少年週刊誌と引き継がれ、連載で人気を呼んだ。やがて「巨人の星」などスポ根ものが目立つようになった。
大人物は、新聞の四コマ漫画など社会風刺をするものが多く、まだまだ大人は漫画など読まないという風潮があったが、′70年代ごろからはジョージ秋山や永井豪や谷岡ヤスジら、禁忌を打ち破るようなハレンチ漫画が登場し、反体制運動の社会背景もあり、大学生たちも平気で読むようになった。
その時期、サラリーマンなど大人向けのものとして、「週刊漫画サンデー」が通勤電車などで読まれた。この手のナンセンス漫画は、とぼけた登場人物のナンセンスさと、ちょっぴりのお色気と風刺が香辛料となっていた。やがて劇画が席巻するようになると、漫画サンのナンセンス物は脇に追いやられて廃れていった。それとともに、私も漫画から離れるようになった。










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