【映画関連コラム】07.【シャネル & ストラヴィンスキー】"Coco Chanel & Igor Stravinsky"(2009/仏)
現にココ・シャネルは、生涯に渡ってストラビンスキーのパトロン的な立ち位置を保ったらしい。圧巻のシーンは、冒頭で演じられるバレー劇「春の祭典」である。おかげで、ラブロマンスというよりむしろ音楽バレー映画として楽しめた。
https://www.youtube.com/watch?v=Fmti871dDKo&list=RDFmti871dDKo&start_radio=1&t=84
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しかし映画の世界から一歩出ると、ココは貧しい境遇からその名声を得るまでに、多くの男をパトロンや肥やしとして成り上がって来た。これはデヴィ夫人などと同じくよくあるパターンで、女性がある種の才能を開花させるには、男性社会では避けられないことでもあるのだろうか。
ドイツ占領下では、ココはゲシュタポ高官の愛人となって、戦後には対独協力者、売国奴として非難を浴び苦難の時期を過ごすが、不死鳥のようにファッション界に復帰した。
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