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Ⅴ【音楽関連コラム】10. '60年代ガールズ・フレンチポップス

【音楽関連コラム】10. '60年代ガールズ・フレンチポップス


 60年代、アメリカン・ポップスとビートルズ旋風が吹き荒れた時期に、フランスでは「イェイェ」という独自のフレンチポップスがブームになっていた。

 日本でも、シルヴィー・ヴァルタンやフランス・ギャルが来日公演して、一時ブームになった。

 レナウンCM「ワンサカ娘」で、「ドライブウエイに春が来りゃ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ」という歌詞は、当然イェイェを念頭に置いたもので、来日したシルヴィー・ヴァルタンもCM出演して歌っている。
 《「イェイェ」とは60年代に流行したアメリカのロックン・ロール・スタイルの音楽をフランスのアイドル歌手が歌ったもの(「イェイェ」というのはいわゆるR&Rの「Yeah Yeah」である)。ロリータな女性アイドルの甘い声で歌われるフランス語の響きとロックン・ロールのリズムのミスマッチが独特のキッチュでキュートな、不思議な魅力を醸し出し、一部で熱狂的な支持を得ていた。フランスならではのアコーディオンを使用したミュゼットや、ジャズ/ボサノヴァの影響を受けていたりするのもポイント。
https://www.youtube.com/watch?v=cg0bGkIK_84

 代表的なアーティストとしては、フランス・ギャル、シルヴィ・バルタン(彼女は東欧出身だが)、ブリジット・バルドー、フランソワーズ・アルディ、ジェーン・バーキン(彼女はイギリス人)あたりが有名。》(http://www.metalgate.jp/G_frenchpop.htm より引用)

 フランス・ギャルは「夢見るシャンソン人形」のヒットで日本で知られ、来日公演もした。フランス語での歌詞だと不気味な人形なので、日本では「シャンソン人形」と超訳された。

 イエイエは、シャンソンにロックやジャズのアップテンポのリズムを取り入れたポップスだが、日本では単にシャンソンやジャズとして流行ったので、イェイェという言葉は輸入されなかった。

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